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インタビュー記事

Workers

忙しくても「自分だけの時間」を作ること。それが仕事と子育てを両立するコツかもしれません。

杉山 由美(すぎやま ゆみ)さん

福島キヤノン株式会社 システム評価企画課

入社9年目。子ども3人を育てながら正社員として勤務している。子育てする中 で心がけているのは「しっかりと話を聞くこと」。趣味の裁縫では、子どもたちが大好きなキャラクターの洋服を作ることもある。

出産後にキャリア採用で正社員に

現在9歳になる長男を出産する前までは、派遣社員として当社で働いていました。出産のために一旦仕事を辞めて、子どもが1歳になる頃に就職活動を始めたタイミングでキャリア採用があるのを知り、試験を受け正社員になりました。派遣社員で来ていた時から女性が多くて働きやすい職場だと思っていたので、子どもを保育所に預けて再スタートすることに不安はありませんでした。

現在私がいる職場は、新製品開発中のカメラやプリンターなどキヤノン製品をテストする評価部門で、作業を手助けする技術の提供や自動化のためのソフト開発が主な仕事です。大学で学んできたことや、当社に来るまでに培ったプログラミングのスキルを活かすことができます。

育休+時短制度で3人の子育て

私の母親がずっと働いていたこともあり、子どもを育てながら働くことは「当たり前」だと思っていました。入社後に2人出産し、今は3人の子どもがいます。それぞれ約1年の育児休暇を取得させてもらいました。二度目の育休復帰後は半年ほど時間短縮制度を利用したので、下の子がしっかり歩けるようになるまで余裕を持って保育園に送り出すことができました。

現在は、保育園に朝子どもたちを送っていく担当は夫です。夫は勤務の関係上、ほとんど子どもの起きている時間に帰って来ることができないので、朝と休日にはしっかりふれあってもらっています。

保育園のお迎えは私が行きます。残業ができない分、定時内に仕事が終われるように段取り良く、集中して仕事をするように心がけています。また小学生の子どもの学童保育が下の子の保育園の中にあるので、一度にお迎えができてとても助かっています。どうしても迎えに行けないときは、近くに住む母に助けてもらっています。

子どもと一緒に自分も成長したい

家に帰ったら、気持ちを切り替えて仕事のことは考えないようにしています。食事を作り、子どもの宿題を見て、お風呂に入れて、寝かしつけたら、1日はあっという間です。夜9時になったら、私も子どもたちと一緒に眠ってしまいます。早く寝る分、早起きできるので、子どもが起きてくるまでの時間を有効に使っています。録画しておいたテレビを見たり、趣味の裁縫をしたり、資格取得の勉強をしたり・・・。少しでも自分の時間があると、心に余裕が持てるようになります。

子どもたちは日々成長しています。同時に私自身も、いろんなところで役に立てる人材として成長していきたいという思いがあります。バランスを自分なりに見極めながら、仕事も子育ても、自分のことも大切にして過ごしていきたいですね。

(2016年2月取材)

 

基本情報

企業・団体名
福島キヤノン株式会社
代表者
代表取締役社長 相馬 克良
事業内容
インクジェット技術、生産技術、ソフトウェア評価
所在地
福島県福島市佐倉下字二本榎2番地
TEL
024-593-2111
FAX
URL
https://fukushima.canon/ja/