ワーク・ライフ・バランスの「ライフ」を充実させることは、仕事にもきっと活かせるはず

お客様に喜んでもらえるのがうれしくて

身体を動かす仕事が好きで、デスクワークよりもサービス業に就きたいと思っていました。ダイユーエイトに就職したのは普段から自分も買い物に来ていて親しみのある会社だったからです。これまで仕事を辞めたいと思ったことはありません。お客様とのやりとりの中で「喜んでいただける瞬間」があるのがうれしくて、その積み重ねを大切にしながら楽しく仕事をしてきました。

福島市内の店舗を複数経験して、2010年にオフィスエイト鎌田店の店長になりました。まだまだ女性の管理職が少ない時に声をかけていただいたので、自分にできるのかな？という不安も大きかったのですが期待されていることも伝わってきました。会社には、これまで多くのことを教えてもらい、育ててもらいました。今の自分だからできることを次に続く人たちに伝えて、恩を返していく良い機会かもしれないと考えて引き受けました。

売り上げ目標の達成が新たなやりがいに

店長になると新たに覚えなくてはならないことも多いですし、売り上げ目標の達成など責任も大きくなります。だからこそ、スタッフ全員と協力しながら、目標の数字を達成できたときのうれしさは、かけがえのないものです。パート従業員など女性の多い職場なので、女性が店長だと相談しやすいこともあるかもしれません。店長になってからは、その日お店で会う従業員とは必ず一言、なにかしら言葉を交わすように心がけてきました。

正直なところ、私は休みの日も常に頭のなかに「仕事」があります。でも、切り替えていかないと気持ちがもたないので、「買い物」に行ったり、おいしいものを食べたり、意識してやりたいことをやって、リラックスするようにしています。ワーク・ライフ・バランスの「ライフ」を充実させることは、仕事にもきっと活かせるはずです。

少しだけ先輩として相談に乗れたら

女性が働き続ける上で大事なのは、仕事そのものへの「やりがい」だと思っています。仕事イコール「家族を守る」責任につながっている人も少なくありません。自分の「生きがい」として仕事を続けることができれば、違った側面から物事を見ることができそうな気がします。それらのバランスを取ることで、男女ともに活躍できるようになると思うのです。私の場合はお客様のお役に立てたときのうれしさが「やりがい」で、原動力です。さらに店長になってからは、売上達成なども次に進む力になっています。
こういった「やりがい」を多くの女性にも感じてもらいたいですし、少しだけ先に経験してきた店長として、女性の身近な相談相手になっていきたいと思います。

（2016年1月取材）