原動力は子どもの笑顔。自分の手の届く範囲を幸せにしたい

横尾恵美

しゅふコミ 代表

二本松市出身。大学卒業後、都内エステサロンに勤務。結婚後、東日本大震災をきっかけに2011年に郡山市にUターン。移住後は地元資源を活かした化粧品の開発を行い、2019年に地域ぐるみ子育て研究所「しゅふコミ」を立ち上げる。福島県農業短期大学校講師、エステ講師、ラジオ出演など活動は多岐に渡る。2児の母。

Q1.しゅふコミ立ち上げの経緯と、活動内容を教えて下さい。

化粧品の開発中に、私の周りにいる主婦の意見やスキルに助けられた経験から「主婦たちはスキルの集合体」だと気付きました。しかし、それが世間に重要視されておらず、主婦と社会を繋ぐ仕組みを作りたいと、しゅふコミを立上げました。主な活動は、主婦目線の企業向け広報支援・イベント企画・運営、ママ向けサロンの開催・Instagram、ラジオでの情報発信・お悩み相談などです。2023年3月には福島県と連携した地域情報誌「パパとママの子育てバイブル福島県版」も発刊しました。

Q2.活動の幅を広げていく原動力とやりがいについて教えて下さい。

行動力があるからでしょうか。「やりたい!」と思ったことは、とにかくやってみます。特に失敗などは考えません。ダメでも次の方法を考えます。
しゅふコミの一番のやりがいは「自分の子どもが喜ぶこと」ですね。手の届く範囲にしか自分の幸せって与えられないじゃないですか。しゅふコミの活動を通して、自分の子ども、しゅふコミに関わってくれるママ友やその子どもたちに、喜んでもらえればそれで充分です。

Q3.仕事と家庭との両立で、ママが笑顔でいるために心がけていることはありますか?

子どもたちとの時間を最優先にして働きつつ、困った時は遠慮なく周りを頼っています。夫は土日も仕事があり、ほぼ私が一人で家事・育児をしていますが、しゅふコミの運営メンバーや同じマンションに住むママ友、学校の保護者さんたちにたくさん助けてもらっています。そのお返しに、私はママたちやその子どもたちを楽しませるイベントを考え、実行に向けて全力で動きます。「一番大事なのは家庭」という軸は崩さないように、お互いに協力し合っています。

Q4.今後の目標、ビジョンを教えてください。

郡山市内に産後ケア施設を併設した子育て用品ショップを作ろうと計画しています。子育てで悩んで来店した方が、先輩ママスタッフからグッズの使い方や使用感などを教えてもらい、最終的に納得して商品を買える、お悩み解決型のショップです。産後ケア施設では、ママがゆっくり眠れたり、子育て講座などを受けたりできるママ同士の交流の場も作ります。
ゆくゆくは、全国の子育て支援団体向けに当ショップの運営ノウハウを伝えて、活動を自走させる仕組みをいろんな場所でつくれたらいいなと思っています。

Q5.地域活動に興味のある女性へメッセージをお願いします。

ぜひ、しゅふコミと一緒に活動しましょう!個人で活動していると、長く続かないなどの悩みが出てきます。しゅふコミは、主婦の皆さんや、県内各地域の子育て支援団体との連携があり、協力し合える点が強みです。しゅふコミを通してご自身がやりたい事を実現していってください。

(2023年7月取材)

(インタビュアー:宍戸 叶恵  撮影:古関 マナミ)

基本情報

企業・団体名
しゅふコミ
代表者
横尾恵美
事業内容
設立 2018年11月1日
しゅふ・ママたちがつながるコミュニティの運営 ほか
所在地
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FAX
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