誰もが働きがいを感じる職場を目指して、一歩ずつ進んでいく

Q1. えるぼし認定（第３段階）（※）を取得した経緯を教えてください。

当社ではグループ会社全体で女性のキャリア育成研修を行い、キャリアアップを目指してマネジメントやコミュニケーションなどのスキルを学ぶ機会を設けています。また柔軟で多様な働き方ができるよう、通常の有給休暇とは別に3日分の時間有休や、出勤・退勤時間を選択できるセレクティブタイム制度、在宅勤務制度を導入しました。育児・介護による休職時には約1か月の特別有給をとれる支援も行っています。これらの取組みが評価され、県内の製造業として初めてえるぼし認定（第3段階）を取得することができました。
※女性活躍を推進する取組みが優れた企業を国が認定する制度

Q2-1. 管理職としてのやりがいを教えてください。

管理職になる前は「マネジメントできるか」「リーダーシップとは」などと考えすぎていましたが、人とのつながりが増えたり、自分の提案が通るようになったりして、今は率直に「仕事が楽しい」と感じています。管理職として、メンバーには指示をするのではなくフラットな立場で接し、意見を取り入れながらチーム皆で仕事をすることにやりがいを感じています。（渋谷）

Q2-2. 管理職を目指すモチベーションを教えてください。

係長になって他部署やグループ会社と連携することが増え、広い視野で物事を考えられるようになりました。また最近、私たちが提案して職場環境を良くするため従業員同士の対話会を開いたり、マネジメント層との談話会を設定したり、意見を言いやすい環境づくりを行いました。自身の成長や、会社がより良く変わっていくのを実感できており、モチベーションになっています。（佐藤）

Q3. 仕事と家庭はどう両立していますか？

当社ではワークライフバランスを大事にしています。休みをとりやすい環境づくりのため、各職場でコミュニケーションを大切にしてもらい、休みの調整をしやすくしています。個人的には仕事に家事育児、すべてを頑張りすぎず、仕事が大変な時には夕食を作ってもらうなど家族で支え合っています。（渋谷）

私の部署でも休みはとりやすいです。会社全体で残業削減や休暇取得が推進されていますし、チーム内では互いのプライベートを考慮して業務をフォローし合う体制もとれています。私も、趣味や友達との旅行を満喫するなど、ワークライフバランスをうまくとれています。（佐藤）

Q4. 今後の目標を教えてください。

「誰もが働きがいを感じ、イキイキと働ける企業」にしていきたいです。何に働きがいを感じるかは人それぞれです。対話会を通して従業員の意見を吸い上げ、一人一人の満足度向上につなげていきたいです。働きがいを感じる従業員が増えれば、必然と管理職にチャレンジする女性も増えていくと思っています。（渋谷）

女性キャリア育成研修をはじめとした社内研修や自己啓発の機会を活用しながら、マネジメント能力や人を巻き込んで行動する力をつけていきたいです。大変な仕事であっても、やりがいや成長といったプラスの要素を見出し、楽しんで経験を積んでいきたいです。（佐藤）

Q5. 管理職を目指す女性へメッセージをお願いします。

私は管理職になって、自らの提案を形にできたり、仕事の幅が広がり今までになかった達成感を味わえたりしています。女性はコミュニケーション能力が高い方が多いので、その力を発揮できるいい機会です。管理職だからとあまり構えず、自分らしく仕事に取り組んでください！（渋谷）

道を切り拓いてくれた先輩もいますし、柔軟な働き方やキャリアを選択できるようになった今、私は、女性管理職は特別ハードルが高いものではないと感じるようになりました。仕事で更なる高みを目指したい方は、探せばいろんなチャンスがありますよ！（佐藤）

（2023年8月取材）

（インタビュアー：貫井　暖香　　撮影：古関　マナミ）